修行の道場 土佐初日
お遍路四日目 二十四番最御崎寺から二十七番神峯寺まで
今日も元気だ、ご飯が美味い。
また3杯飯をして、6時45分出発です。昨日の道の駅からの電話では判らなかったのですが昨晩ブログを更新しようとしたら携帯電話の圏外通知が出ていました。そのため本日は少し早めに出発して途中で定期連絡をしようと思いました。
海岸線を延々と室戸岬に向い60キロ走る。海岸線はほとんど携帯の圏外でした。人の住んでいる所少ない。
室戸岬の二十四番 最御崎寺まで前の薬王寺から80キロあります。海沿いの道をひたすら走り夫婦岩を過ぎやっと最先端が見えてきました。 海洋深層水を使った足湯に寄り道。本格的歩きのお遍路さんが休憩中でお話しました。白衣丸坊主のお遍路さんの向こうに弘法大師の像が見えます。その先の岬が二十四番 最御崎寺です。
白い青年弘法大師像の下にある洞窟。その昔大師が修行した御蔵洞。 目の前は室戸岬太平洋その先はアメリカ。
最後の坂を左に右に登ります。岬の先端は平らでもお寺のあるところは岬の頂上。朝から58キロ4時間45分の激走の結果到着。 二十四番 最御崎寺
へこんだ所を石で叩くととても澄んだ金属的な音がします。その音は冥土まで届いていると言われる鐘石。暑くてすぐに出発する気になれず、アチコチ叩いて音階に挑戦してみました。 坂を下って6.5キロ気楽に到着。二十五番津照寺。でも中には急階段が見える。
階段登り大変。上はとても狭くて押し合いへし合いお参りをする。門前まで戻ると若い自転車遍路さんと会って話す。「大師堂と本堂それと納経所が離れている所は大変だよね」話した途端その人は「お参りしたが納経を忘れた」とお寺を一つ戻って行った。暑くてボッとして来ていたので私も気をつけなければ!!。 門前のレストランでうどん定食。暑くて暑くて食欲もわかないのだが食べると入ってしまうしまううどん。ここでは、氷の沢山入ったお水をペットボトル一本お接待していただきました。
食後の運動、30分の山登りで到着。二十六番 金剛頂寺この階段は綺麗でとても登りやすかった。上の写真と比べても良く判ります。 山門の奥にもまだ階段。
本堂にたどり着いてホッとする。26番まで来ると般若心経を見ながら読むのも、少しは出来るようになってくる。お線香は3本づつ立てるのだそうだ。 ここは、二十七番神峯寺。前の写真から3時間の悪戦苦闘の末到着した。33キロの道のりは平坦9割急坂1割にも拘らず3時間かかったのは急坂部分が険しかったからだ。
山門までの急坂は「真縦」と言われる坂道の連続。山門前に自転車を止めてもう安心と思ったら又階段が見えてきた。 登りきるとなんとも安らげる風景。このまま何時間でもここに居たいと思ってしまいました。(ただ疲れているから?)
最後の階段はこんな調子です。階段のふもとにお水が湧いています。これが冷たくてとても美味い。この水を沢山飲んで帰りペットボトルにも入れて旅館に帰りました。 名水を沢山飲んだので本日はビールをお休み。ご飯三膳はいつもの通り。